ホワイトオークのキッチン背面収納には何をいれますか?
キッチンの収納を考える
以前マンションにルーバーのテレビボードを納品しましたが、キッチン背面収納も併せてお話いただきました。上に吊戸棚がきて、下に抽斗収納、中間は電子レンジや炊飯器などがおさまるカウンターになる基本的なかたちです。
上は開き戸の収納で、下の収納にはごみ箱を置くスペースを設けて、あとはすべて抽斗となります。抽斗は収納するものによって懐深さと段数を決めていきます。木の使い方、収納スペース、機能面などご要望を伺います。
キッチンに収納するもの。1段目はカトラリーなど細かなもの。2段目から3段目はお皿や器などの食器類。4段目は大きなサイズの鍋など。調味料などいれるスペースにも。大まかな寸法で4段あたりで図面を考えご提案。お客様の使い方がある程度まとまっていたので、浅くして段数を5段に増やして細かく分けられるようにしました。
シンプルに板目を活かした抽斗
ホワイトオークの木目を活かしてシンプルに、取っ手金物ではなく手掛け掘り込みを前板上と下にしています。横から見てもすっきりです。突起がないので引っかける心配もないです。
スライドテーブルがついた栗材のキッチン収納も参考にどうぞ。
木目が続く一丁取り
下の抽斗と合わせて、開き戸を板戸にしたいとご要望をいただきました。上と下で木目方向が同じなので統一感があります。
抽斗の間隔と近い幅で合わせています。もちろん一本の木から木取る一丁取りです。木目が続きます。
吊戸棚には地震対策も
板戸なので裏に反り止めを付けます。無垢なので木の反りはどうしても考慮しないといけませんが、それ以上に素材のもつ雰囲気に勝るものはないです。外から見えない本体箱部分はホワイトオークではなくヨーロピアンビーチを使用して少しでも価格を下げるようにしました。中は可動式の棚が2枚。地震時に扉が開いて中のものが落下しないように対策として耐震ラッチを付けています。白の部品が揺れに反応して固定してくれます。
キッチン背面には何を収納するか?
持っている道具や食器に合わせて収納力を決め、キッチンの動線を考えつつ機能を取り入れ、あとは無理に詰め込み過ぎず、余白をのこすぐらいに。いくら収納力があっても詰め込む収納は取り出す手間を考えると効率が悪いので、まずは道具を厳選することも必要。
収納する場所を仕切れるようにして、道具一つ一つに定位置をつくるととても便利に。可動の仕切りもオプションで取り入れ可能です。
せっかくのオーダーキッチン収納なので、じっくり何を収納するか考えてみるのも楽しい時間となります。ぜひご相談ください。
ここでお知らせ。家具制作で出る長さが短い端材を利用してお皿や器、小物を作っています。
ネットショップにて販売していますので是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。
ホワイトオーク キッチン背面収納
- サイズ:抽斗収納 W1155ミリ D490ミリ H940ミリ
- サイズ:吊戸棚 W1155ミリ D400ミリ H600ミリ
- 本体:ホワイトオーク材 ヨーロピアンビーチ
- 塗装:植物性オイルフィニッシュ
- 参考価格:お問い合わせください
- 神奈川県海老名市
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