家電台抽斗収納と洗面鏡引戸それにリビング抽斗
寒さが一段増した近頃はどんなに寒さ対策しても足の指が冷えてジンジンします。もちろん靴下と指先靴下の二枚履きで靴は防寒用のもの。『末端冷え性 男性』で検索すると加齢による筋肉量の低下や基礎代謝の低下ということらしいです。ごもっともです。工房では立ち作業が多いのですが、運動量というとそうでもない。まして通勤も車なので。そんなこともあり日曜は街ブラをするのが近頃の楽しみなんです。今日はどこに向かうかというと日曜現場の日です。
日曜日の現場
新築住宅の家具
毎度お世話になっております神奈川エコハウスさんの新築現場へ家具の取り付けに行ってきました。家具といっても最近の傾向としては大工さんが造作した箱もの本体に扉や引出しを取り付ける事が多くなりました。大工さん的には仕事が増えるので、家具屋に全部任せたいはずですが、予算の関係で色々やり繰りしてこの流れになっています。今回はキッチンの家電台の抽斗8杯にスライドテーブル。リビングの収納抽斗。それと洗面所の鏡引き戸です。
家電台の抽斗収納
キッチン周辺でよく取り付けるのが、システムキッチンの対面にある家電が置ける台の下に抽斗です。最近は炊飯器を置けるスライドテーブルも付いています。
抽斗の取り付けは回数重ねるごとに要領を得て無駄がなくなってきました。微妙な調整方法も今回新たな発見ができたので経験値があがりました。まだまだ成長できそうです。樹種はお手頃なアルダー(日本木材総合情報センター参考)で。と以前までなら言えたのですが今回の仕入れ単価はびっくりするほど上がりました。お手頃とは言えないです。木材の高騰には悩まされます。抽斗の箱は今回はじめてハンノキを使いました。北米のアルダーと同属の日本のハンノキですが素材自体の仕上げの美しさに欠けるような気がします。やはり育つ環境と手入れの違いだと思います。アルダーのオイル仕上げは個人的に好きですが、お手頃な価格という前提があっての話でもあり、今後どのような使われ方になっていくのか様子見です。
リビングの抽斗
ダウンフロアーのリビングにテレビ周りの機材を収納する抽斗を取り付け。
抽斗の奥にコンセントが配置されているので配線孔を箱にあけています。手掛けは前板下に掘り込み。シンプルな収納。用途に合わせて収納を作ることができるのも注文住宅ならでは。
洗面所の鏡引き戸
続いては洗面所。今回は引き戸タイプの鏡を取り付け。もちろん裏には収納できるスペースが設けてあります。
静かに黙々と
ざっと今回の取り付けた家具のご紹介でした。日曜なので他の職人さんもいなくて、ひとり静かに黙々と手を動かしました。家具の取り付けは新築住宅でいうと最後の方です。ほぼ出来上がってる住宅を見ることができるのも楽しみとなっています。それは無事家具が取り付いてからの話ですが。今回も最後に一通り見学して帰ってきました。なんとか終えることができたということです。
以前の取り付けの話はこちらにもありますのでお時間あれば是非に。
お知らせ
家具づくりで余った端材を無駄にせずに利用して、器やお皿を作っています。木の持つ温かみを生活に取り入れてみてください。ウェブショップにて販売していますので是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。
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