キッチンのL字カウンター天板の仕上げ塗装
キチンカウンター天板のオーダー
まだまだ汗にじむ工場の室温34度。暑さにも慣れ、残り僅かな残暑が寂しいぐらい。
今日の作業は天板の仕上げと塗装。ホームページを見てくださったお客様から、新築にあわせてキッチンの天板と扉を無垢でできないかとご相談頂きました。現場の大工さんが作ったキッチンカウンター本体に無垢の天板と扉を付けるお仕事。天板は指定の寸法に合わせて制作して現場に届けます。取り付けは他との絡みがあるので現場の大工さんにお願いします。扉に関しては本体を採寸して、それに合わせて扉を制作して、こちらは現場で取り付けまでします。少しでも無垢の素材を取り入れたいお客様におすすめです。
L字のカウンター
今回はキッチン脇の袖壁まで伸びるL字カウンターとのこと。一体型なので工房で長手と妻手をジョイントさせて持っていきます。現場で組み立てでもいいのですが、つなぎ目や塗装の仕上げを考えると、持っていける大きさなのでくっつけました。
接合はビスケット2枚をさねにしてタイトボンドで接着しました。長手の木口と妻手の小端の合わせてになるので、裏に千切りをいれて補強しています。見えない部分だし十分接着強度はあるのですが、木口付近なので保険です。
千切りは人によっては和風に見えるのか、装飾として好みではないという方もいますので、そういう時は裏面にしたりします。見えない仕事ですが、手は抜きません。なぜなら自分が安心するから。
カウンターの仕上げ 塗装
キッチンなので塗装は水に強めのものを選択。木固めエース(プレポリマー)を木地に浸透させて、表面に残る余分な塗料は拭き取ります。塗料を浸透させて木地を強化しています。サンドペーパー400番ぐらいまで十分素地調整します。
余分な塗料をふき取って乾燥させます。十分乾いてから植物性オイルを塗布してウェットサンディングします。木地の素材感を活かした仕上げにします。600番手ぐらいです。あまりテカテカになりすぎないように。
余分なオイルをふき取り乾かします。あとは吹き出すオイルがあればこまめにふき取り。ざっと作業の流れです。
1日乾かして、最後にワックスをうすくのせて完成。綺麗に仕上げる喜び。
キッチンカウンター本体も作りますので参考までに ブラックチェリーのキッチンカウンター
お知らせ
家具づくりで余った端材を無駄にせずに利用して、器やお皿を作っています。木の持つ温かみを生活に取り入れてみてください。ネットショップにて販売していますので是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。
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