エアコンの目隠しルーバー 正面と側面にも
ルーバーのお問い合わせ
ここ数か月でエアコンルーバーのお問い合わせが何件か続いたのですが、以前制作したルーバーの記事が検索に引っ掛かるのかもしれません。ホームページの更新が唯一の営業活動なのでこまめにしていければと思っているのですが、つい忙しくなるとおろそかになるのは毎度のこと。でもこうやってお客様と繋がることができるので、発信していきたいと思います。
打合せからご提案
まずはエアコンの設置場所に合わせたルーバーの取り付け方をご提案していきます。まずは現場調査にて確認。

現場調査にてエアコンの設置場所、下地の確認をしていきます
壁際に位置しているので、本体のボックスをどう取り付けるか考えつつ、前面のルーバーのイメージを膨らませていきます。

まずはある程度の大きさでお客様にご相談
エアコンが隠れる一回り大きなサイズでご提案。格子と隙間の間隔、天井までの空間をどうするかなど。

格子を細く、天井からエアコンの下端まで覆うイメージに
最初の提案から変更で、天井からエアコンの下端まで覆うことに。次にルーバーと本体との取り付け方法を検討。正面をすっきりさせたいとのご要望から、本体に対して内側に取り付けるにインセットから、本体の枠を隠すアウトセットになりました。

アウトセットにしてすっきり見せる
ここまでくればお客様とイメージの共有ができたので、あとは細かいご要望を詰めていきます。
まず一つ目は天井とのフィラー(隙間を埋める部材)をもう少し薄くすること。二つ目は本体の左側面もルーバーにすること。三つ目は正面ルーバーの中央縦材を無くすこと。これをふまえて図面にて最終確認。

最終的な図面。ルーバーが2面になり、より透過するかたちに
正面中央の縦材が横の細いルーバーを均等に受け支持する役目をするのですが、無くすとなればルーバーの材は米ヒバに。細い材なので木目が通直でないと扱いにくいのと、取り外しするので可能な限り軽くできればということでの選択。本体も軽さを考えて杉に。(樹種に関しては日本木材総合情報センターのHPをご参考に)
塗装は壁紙に近い色を水性塗料から選んでいただき刷毛で塗ります。ペイントしてもほのかに米ヒバの匂いが香ります。ペイントではなく無垢の木を活かしたオイル塗装の仕上げでも可能です。
存在を薄める要素を加える

隠すというよりルーバーという要素を加えて存在を薄める
ルーバーの幅を大きく隙間の間隔を狭くすれば、よりエアコンの存在を隠すことができますが、エアコンの性能を阻害することになりかねないです。なので細くして本数を増やし、より隙間を多く取り入れて、存在を薄めることがいいのかもしれません。
前面のルーバーはローラーキャッチで取り付け。エアコンのメンテナンス時は簡単に取り外し可能です。

白を基調とした空間に軽やかなルーバーがポイントに
エアコンの存在をルーバーというフィルターを加えることによって薄めて、空間が少しでも軽やかな雰囲気になれば大成功ではないでしょうか。お客様からも大満足とのお言葉をいただけました。何よりのおことば、うれしい限りです。
エアコンルーバー
- サイズ:W900ミリ D436ミリ H500ミリ
- 本体:米ヒバ・杉
- 塗装:水性ペイント
- 参考価格:お問い合わせください
- 神奈川県横浜市
お知らせ
家具づくりで余った端材を無駄にせずに利用して、器やお皿を作っています。木の持つ温かみを生活に取り入れてみてください。ネットショップにて販売していますので是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。
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