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2025-01-20

抽斗の仕込み 金物と吊り桟の理にかなった使い分け

抽斗を仕込む

金物スライドレール

今回のドレッサーには抽斗が6杯つきます。その中の一つはテーブル下にある幅が700ミリ弱で奥行400ミリの大きさ。このサイズであれば金物のスライドレールを使用したほうが動きもスムースで、3段引きのもの付ければ抽斗を目一杯引き出して使えるので便利です。今ではとても一般的なものになっています。

抽斗 スライドレール 注文家具 家具工房 神奈川 海老名

大きなサイズの抽斗には金物を使うとスムースな出し入れで便利に

今回は横につけるタイプ。金物が見えない下付けなどもあります。閉め終わりが自動で静かなセルフクロージング機構付きのものもあります。用途にあわせて金物をチョイスします。今回は眼鏡などの収納なのでその機構のついたソフトクローズのタイプにしました。

小さな抽斗には吊り桟を

あとの5杯は縦に5段のわりと小さい抽斗になります。サイズと仕様の制約のなかからできる限りの収納を考えた際に金物を使うのではなく、吊り桟という方法にしました。要は抽斗の箱を両横につけた桟で吊るして出し入れする簡単な方法です。抽斗側板に溝を突くことで幅も有効に使えます。十数ミリ程ですが、小さなスペースの数ミリはとてもでかいです。重たいものを収納するわけでもないので出し入れもスムースにできます。ストッパーがないので引き出してしまえば抜けてしまいます。ただ小物収納であれば逆に引き抜いて使う事ができるのも便利ではあります。

ドレッサー 抽斗 吊り桟 オーダー家具 神奈川 海老名

抽斗を横にある桟に吊るして仕込む簡単な方法

ドレッサー本体はブラックウォールナットなので、抽斗はクルミを使用しています。色合いは違いますがウォールナットはクルミ科なのであわせてみました。お客様のご要望で合板ではなく無垢材でということもあり、底板もクルミにしています。お客様のこだわり抜いた仕様がこのドレッサーには詰め込まれています。あともう少しで完成。仕上がりがとても楽しみです。

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