和風空間にあわせた格子テレビボード。クライアントさんも喜ぶはず
和風な空間と格子
新築住宅の家具や建具製作の仕事を無垢の会という神奈川で無垢の家具をつくる工房が集まったグループで受けていて、その一員となっている当工房でして、仕事は藤沢にある工務店の神奈川エコハウスさんのつくる住宅にテーブルや椅子などの置き家具はもちろんキッチンなどの扉や抽斗、洗面所まわりなど様々なものを納めています。
今回は家電台の引き出し、洗面台の鏡収納などのほか、テーブルと椅子そしてテレビ台のご依頼をいただきました。今回はテレビボードの制作詳細です。
打ち合わせはメールでのやり取りがメインで大まかなサイズやご希望の仕様や機能などを伺い図面に描いて話を進めていきます。ご希望の仕様としては和風の空間にあう格子の扉をいれること。開け方は前に倒れるフラップ扉。設置場所は畳の上ということで脚なし。
主材はカバノキ科ハンノキ属の広葉樹のアルダー(府中家具工業協同組合の木材図鑑を参考にしてください)での制作になります。チェリーの色味を薄くしたような木材で、オイル塗装をすると赤身がかった木肌になりますが、淡い落ち着いた色合いになります。
今回のこだわりポイント、別名モチベーションポイントは格子扉です。
格子のポイントとしては木取りにこだわりました。一枚の板目の板を割いて使用することで当たり前ですが木目がそろいます。色味も相違ないです。オーダー家具ならではの手間のかける部分というか当たり前の仕様になります。
以前に制作したテレビボードも参考までに。
今回予算の関係上、奥行きのサイズダウンや背板なし、棚板なしと削るとこはバッサリ、コダワリの格子を残す形になりました。使い方が明確なのでシンプルにできます。
扉は開き戸や引き戸からの選択になりますが、引き戸の場合は扉が2枚前後する分奥行が減るので本体奥行を狭めたので手前に開くフラップ扉を採用しました。ソフトダウンステーを付けているので開く速度はゆっくりとなっています。
納品時の写真ですが畳がまだ入っていなかったので設置はできなかったのですがこんな感じにフルオープン。棚板もなし、背板もなし。できる限りですが予算に近づける努力はいたします。どうにもならない時も多々ありますがご相談だけでもしてみてください。
格子テレビボード アルダーオイル仕上げ
- サイズ:W1700ミリ D350ミリ H360ミリ
- 本体:アルダー材
- 塗装:植物性オイルフィニッシュ
- 参考価格:お問い合わせください
- 神奈川県藤沢市
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