2015-03-01
銀杏の座卓
幅広な銀杏の1枚板をテーブルトップにするので電気カンナを使って平面を出していきます。削ると銀杏の独特な香りが広がります。
テーブルの脚は真円でなく卵型にしています。見る角度によって雰囲気が変わるようにと。といいつつ割れが入っていた部分を避けた結果です。これも手づくりの面白さです。
構造は極めてシンプル。脚のついた反り止めを送り蟻で甲板にいれたもの。長手方向に幕板などの邪魔な部材がつかないので使い勝手がいいです。
テーブルエッジは見た目も手触りも柔らかく。割れの部分には千切りを入れています。意匠的に黒檀を使っています。
いちょうは少し柔らかめで傷がなにかとつきやすいので塗装は木固めエースを浸透させています。無駄に残った表面のウレタンはシンナーでふき取る。これを繰り返して、最後に表面をオイル・ワックスでコーティングします。
銀杏の座卓
- サイズ:W1000 D600 H340
- 主材:銀杏 反り止め・脚:楢
- 塗装:植物性オイルフィニッシュ
- 参考価格:¥80,000-(税別)
タグ: オーダーテーブル
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