小さなソファーローテーブルを製作中~軸を旋盤加工
テーブルの軸を挽く
木工旋盤を導入してから家具の一部に挽き物加工を取り入れる事が増えてきました。アンティーク家具のような豪華に飾られたものというより、シェーカー家具のような質素な佇まいのなかの一部にさらっとある飾りがちょうど良いと思っています。
今回はお客様からご注文いただいたソファー前におくローテーブルの軸脚に取り入れようと思います。
お客様の妹さんへの新築祝いということで、主材は三重県松阪産の桧を選びました。桧の香りを楽しんでもらえたらいいなと。桧の特徴は(日本木材総合情報センター)をご参考に。
木工旋盤加工
実際にどんな加工なのかわかるように動画をご覧ください。
回転する木材に刃物をいれて削り出していきます。軸の端は角のまま残して、中間部分に滑らかな曲線を取り入れます。ある程度の仕上がりを頭にいれて削り進めます。まだまだ経験が浅いこともあり時間はかかりますが、他の木工とはまた違った感覚でできるので楽しい作業です。
今回時間が空いて久々の加工になったので、経験値がどこかにいってしまったような気がします(涙)刃物の入れ方など削る感覚の部分は何度も繰り返して身体に覚えさせるしかないですね。奥が深い木工旋盤です。
天板と軸脚
今回は天板のエッジ加工も旋盤でしました。ルーター加工は決まった刃物の型どおりに加工できますが、旋盤は自由に加工できるところがいいところ。腕を磨けばさらにいろいろな表現も可能です。桧は針葉樹なので普段使う広葉樹の堅木とはまた違った切削感覚です。桧の香りが工房に広がります。
とりあえず旋盤加工はこれにて終了。あとは主軸に脚と天板を支える部材を入れていきます。完成しましたら追ってご報告します。
木工旋盤加工、他の家具にも取り入れてます。
ひじ掛けの一部に取り入れたベンチ
脚に飾りを入れたターニングレッグテーブル
これからもひとつの特徴として取り入れていければと思います。
お知らせ
これもまた木工旋盤で加工したものです。
家具づくりで余った端材を無駄にせずに利用して、器やお皿を作っています。木の持つ温かみを生活に取り入れてみてください。ネットショップにて販売していますので是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。
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